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ファンの目線を忘れず"着たい服"を作る。
「ダークネスクール」デザイナーに話を聞いてみた。

2024.7.19(Fri)

イラストが洋服に、お気に入りの一着になるFavorite(フェイバリット)のイラストレーター・デザイナーまえだのインタビュー記事
  • まえださん
  • まえだ

    デザイナー

美術部所属中アナログ絵を描く。その後服飾を学び、本格的にデジタル絵を始めたのはfavoriteに所属してから。時間さえあれば友人たちと一次創作やTRPGで遊び、すぐピンク髪OCを増殖させる。飼い猫2匹を溺愛中。

――― 今回は、まえださんがデザインしたダークネスシャツワンピースについてインタビューさせていただきます。

このワンピースは「ダークネスクール」をテーマに発表された商品のひとつですが、学校をイメージして作ったということでしょうか?

まえださん

そうですね。不良が多め、ちょっと暗めの学校をイメージしました。

――― 最初からテーマを決めて描きたいと考えていたのでしょうか?

まえださん

はい。一貫性じゃないけど、テーマを決めて作れたらいいなと思って描いてみました。服としては、学校の制服ですね。そこにスリットを入れたり、ベルトをたらしたりして表現をしています。

――― 学校の制服といえば女の子だとセーラー服もありますが、シャツワンピースにしたのはどんな理由からでしょうか?

まえださん

腰の位置を自分で絞れるようになってるんですけど、 優等生っぽく普通に着ることもできるし、着崩しても着れるようにしたかったんですよね。 あと手に取るお客様がシャツワンピの方が着やすいかなと思ったり。同じシリーズでジャケットも描いてるんで、それにあわせやすくしたかったのも理由ですね。個人的にはセーラー服も好きです(笑)

まえださんの線画と完成した絵を見せていただいた。服のデザインが良いのはもちろん、キャラクターのポーズや視線も印象的。

――― このイラストのキャラクターって、笑ってないけどなんだか可愛いですよね。

まえださん

暗い雰囲気にしたかったのでニコニコしてない表情にしました。 この女の子は、以前「ダークタキシード*トップスセット」という商品で描いた子なんですよね。 私の中では描いてるキャラクターが数通りあって。この子にはこんな服を着せたいなってイメージしながら描くことがあるんですよ。デザインの考え方としては、お洋服から先にイメージがわくものと、この子に着せるならってキャラクターから考えるものもありますね。

――― そんな風にアイデアが出てくるんですね。「自分で着たい!」と思って描くこともあるんでしょうか?

まえださん

全体的に自分が着たい服を描いてます(笑) 私も元々Favoriteのファンなので、ファンの時の目線を忘れてなくて、私でも着れる服、着たい服をつくってます。

――― そんな着たいと思って描いたイラストの服が、だんだんリアルな服になっていきます。やっぱりイラストを再現するのは難しいでしょうか?

まえださん

難しいこともあるんですが、生産チームの方に入っていただくので、そのあたりはお任せしてます。ただプリントに関してはこだわっていて、色味とかグラデーションとかは自分の意見を伝えて修正していくこともありますね。

――― 色も大事な要素ですよね。他にも色でこだわっていることはありますか?

まえださん

イラストを描く時点で服として使いやすい色、赤色でいうと真っ赤だと使いにくいかなと思うので、 ちょっと暗めの赤にしてますね。黄色だと山吹色にしたり。目に優しい色を使いたいかな。

服飾の知識も持つまえださん。自由に着れるデザインが多いのもダークネスクールの特長かもしれない。

――― まえださんのプロフィールでも触れられていますが、服飾の学校で勉強されていた経歴があるんですね。イラストを描くときにも服飾の知識が活かされてるんでしょうか?

まえださん

イラストを再現できる服っていうのは意識してますけど、 服飾の知識をもとに着ることを考えすぎてしまうと、デザインが制限される気がしていて。 そのあたりはある程度工場さんや生産チームの方にお任せして、 どっちかというとイラスト重視の面白い、見て楽しい、個性的なお洋服を作るようにしてます。

見て楽しい服っていいですね。
新作も期待してます。
ありがとうございました!

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